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西谷 健夫; 石田 真一
JAERI-M 89-209, 30 Pages, 1989/12
marfeはトーラス内側のプラズマ表面近傍の帯状の領域に局在して、放射損失が強まる現象であり、不純物の放射冷却に起因する熱的不安定性である。この現象は中、大型トカマク装置では、ほぼ共通に発生する現象であるがNBI加熱プラズマにおける詳しい報告は、ほとんどなかった。JT-60では、第一壁をTiC被覆モリブデン壁から炭素タイルに変換後、NBI加熱中に頻繁にmarfeが発生するようになった。marfe発生には閾電子密度が存在し、またそれは、NBI加熱パワーに伴って大きくなることがわかった。また、marfeはコアプラズマの閉じ込めに影響を与えないことがわかった。
前野 勝樹; 山本 新; 平山 俊雄; 小川 宏明; 大塚 英男; 松田 俊明
Japanese Journal of Applied Physics, 25(7), p.L604 - L606, 1986/00
被引用回数:1 パーセンタイル:8.61(Physics, Applied)スクレィプオフ層の電子温度と不純物ガスの分圧とに対する分光強度の依存性を調べることから、軽元素不純物の発生機構を明らかにする。軽元素不純物からの分光強度は電子温度に比例し、HH,CO,CO,HO等の分圧に依存しない。計算機シュミレーションによると、その分光強度は軽元素不純物の流入束に比例する。これらのことから係元素不純物の流入機構は物理スパッタリングと考えられる。壁材料側から軽元素不純物を低減するためには、物理スパッタリングの小さい低Z材を選ぶことが大切である。
平山 俊雄; 藤沢 登; 五明 由夫*; 前野 勝樹; 上原 和也; 嶋田 道也; 鈴木 紀男; 山本 巧; 木島 滋
Journal of Nuclear Materials, 76-77, p.452 - 458, 1978/00
被引用回数:8プラズマ中の軽元素不純物(酸素、炭素)と、放電時に発生するガス不純物との関連を調べた。得られた結果は次の通りである。1)HOは壁より発生し、酸素の補給源となっている。2)CH及びCOはイオン衝撃脱離によってリミタから発生する。3)CH及びCOはプラズマ中の炭素の補給源になっていない。4)放電後のメタンの発生は、リミタに打ち込まれた原子状水素とリミタ角に吸着している炭化層との化学的反応に依るものである。
永見 正幸
JAERI-M 7432, 16 Pages, 1977/12
トカマク・プラズマ中に軽元素不純物を混入させる事によって周辺領域のプラズマを冷却すると、壁からの金属不純物のプラズマ中への混入を軽減できる事が最近の実験によって明らかにされている。本論文ではこの様な軽元素不純物による周辺領域の冷却効果をDIVAを対象に、炭素、酸素、ネオンについて調べた。壁とリサイクリングを行う不純物イオンの各電離状態の小半径方向の密度分布を計算し、その結果を用いて線放射損失の分布を求めた。壁と強くリサイクリングを行う周辺領域では、不純物イオンはコロナ平衡状態に比べ低い電離状態で存在し、その結果放射量はコロナ平衡状態での放射量の数十倍になる。プラズマ周辺でのこの強い放射冷却領域の大きさはリチウム様状態の電離エネルギーに依存し、そのため炭素、酸素、ネオンの順に冷却領域が広く、冷却効果が大きくなる。